知っておくべき中国のSNS事情 その3 -ピンポイントで中国人観光客が訪れる理由ー

  増加し続ける訪日外国人観光客ですが、皆さんはその繁忙期がいつに当たるかご存知でしょうか??ここ数年間、右肩上がりに伸び続けている訪日観光客ですが、実はそのシーズンによって増減があります。その訪日外国人の人の流れをつかむことで、より一層効果的に集客につなげることができます。

 今回はそのためには訪日観光客が日本のいったい何を求めてやってきているのかを知る必要があります。一時期日本にやって来る観光客の多くは、日本の安くて良質、安全な製品、あるいは高価なブランド品などのモノを求めてやってきていました。「爆買い」という表現を耳にしたことがあるでしょう。ところが、実はその「爆買い」はやや勢いを落とし、「コト消費」と呼ばれる日本の文化や食に注目してやってくる訪日外国人が増えているのです。

 JNTO(日本政府観光局)による統計結果によれば、最も訪日外国人が多いのが7、8月の日本で言う夏休みの期間で、次いで、春の桜、また秋の紅葉といった期間が後に続きます。さらに、訪日観光客の訪日目的を見るとショッピングも未だ上位に位置しているものの、日本食や日本酒といった飲食に関することや、自然・景勝地観光や温泉に入るなど、日本の文化に対する関心がより一層高まっています。

 特に、四季がある日本にとっては四季折々の環境の変化、同じ場所でも時を変えてみると待った違ってみえる自然は非常に大きな観光資源といえます。秋には紅葉し、赤が映えるもみじも、最近では春から初夏にかけて見られる青もみじが人気を博するなど、同じ場所でも違う時期に行くことによる楽しみから、何度来ても楽しめる観光の国日本というイメージが定着しつつあるのです。

 そういった外国人の目線で情報発信をすることで、多くの人々に愛され、ファンを作り、結果としてより大きな集客につなげるのが、まさにSNSの役割といえるでしょう。5月から6月までの非常に短い期間しか拝観できない瑠璃光院は期間中、訪日中国人であふれかえっています。

◆まとめ◆
 春夏秋冬四季を持った日本には時期ごとに素敵な名所がたくさんあります。単に自社製品やサービスをごり押しするのではなく、訪日する外国人がその情報を知ることで、訪日旅行期間がより一層楽しめ、有意義なものになるそういった情報発信が重要といえます。

訪日外国人特に訪日中国人集客にはウェイボーがおすすめ!
そのほかのウェイボーに関する情報はこちら
知っておくべき中国のSNS事情 その1-政治背景ー
知っておくべき中国のSNS事情 その3 -ピンポイントで中国人観光客が訪れる理由ー

関連記事

  1. 知っておくべき中国のSNS事情 その1 -政治背景ー

  2. 訪日外国人の行動パターン

  3. 日本政府観光局(JNTO)は、訪日外国人客の地方誘客の施策をさらに強化…

  4. 高野山奥の院になぜ?インバウンド集客の秘訣を探る!

  5. アンケートに見る訪日客の動向

  6. 【インバウンド企業情報】会員数3億人、従業員25,000人の「Ctri…