訪日観光客向け!Web集客で活用できるSNSまとめ

近年、「ググる」という言葉が一般的になるほど、Googleをはじめネットの影響力がいよいよ無視できなくなっています。訪日外国人の集客にもSNSや口コミサイトによる集客が注目を集めています。国によって使われているSNSも違えば、SNSごとに集客に向き不向きがあります。それぞれの特徴を見ながら、今後対策すべき訪日観光客の集客ツールとしての、SNSの特性を考えてみようと思います。

【本記事の内容】
1.個別チャット系SNS(LINE、Kakaotalk、WhatsApp、Wechat)
・日本で最も身近なSNS、LINE
・韓国で人気のKakaotalk、英語圏で愛用されるWhatsApp、中国ではWechat
・電子決済サービスと結びついたWechat


2.ブランド強化、拡散系SNS(Facebook、Twitter、ウェイボー)
・ブランド強化に強いFacebook
・拡散力に優れたTwitter
・最強のSNSウェイボー

3.認知系SNS(Youtube、Instagram)
・動画の力、Youtube
・世界観重視Instagram・百聞は一見に如かず


4.まとめ


1.個別チャット系SNS
◆日本で利用されるSNS、LINE
 これまでも、本サイトで何度か日本のSNSと海外で使われているSNSが違うことは述べてきましたが、ここでは、その機能別で大別してみました。一つ目は個別チャットをメインとするSNSです。日本ではLINEが圧倒的ですので、残りのSNSもLINEと同じような機能を有するSNSということで理解しておくといいでしょう。

◆韓国で人気のKakaotalk、英語圏で愛用されるWhatsApp、中国ではWechat
 LINEと同会社でLINEと同様のサービスを韓国向けに提供しているものがKakaotalkです。同じような個別チャットサービスは英語圏ではWhatsApp、中華圏ではWechatが使われています。

◆電子決済サービスと結びついたWechat
 日本でよくつわれているLINEでもビジネス仕様で個人のチャットルームにダイレクトでプッシュ通知するビジネス用サービスがあります。実は中国のWechatや韓国のKakaotalkでも同様のサービスがあり、訪日中国人の集客に活用できます。中でもWechatは電子マネー化が進む中国で圧倒的な存在感をもっており、中国本土では道端の露店でも電子決済がなければ、買い物ができないという中国の事情を考えると、今後の導入は必須といえそうです。
【Wechatの詳しい特色はこちら】

2.ブランド強化
◆ブランド強化に強いFacebook
 自社・店舗の認知度を高めて、ブランドの強化を図るために活用されているのが、Facebookです。Facebookにはセグメントごとに広告を打つこともできるFacebook広告が一つ大きな特徴になっています。また、中国国内では利用できないけれど、台湾や香港、マレーシアといったその他の中華圏でも人気が高く、英語圏と合わせて対策する価値があるといえるでしょう。

◆拡散力に優れたTwitter
 また、飲食店でよく利用されているTwitterは拡散力があるため、フォローやリツイートの対価としてクーポン的なイベントを実施することで、潜在顧客を来店に導く導線になります。しかし、Twitterも中国では使えず、現在では主に国内向け集客や情報発信にのみ利用されている印象があります。

◆最強のSNSウェイボー
 中国では利用できないFacebookやTwitterの代わりに広く利用されているSNSがウェイボーです。Facebookのように自社ブランドの強化を行うだけではなく、Twitterのようなリツイート機能があるため非常に拡散力が強い媒体になっています。かつてはTwitterのように文字数制限がありましたが、近年、規制が緩和され文字数の拡大に加え、写真や動画の共有にも使われています。
【ウェイボーの詳しい特色はこちら】

3.認知系SNS
◆動画の力、Youtube
 かつてはブログのような活字媒体が、サービスや商品の紹介に優れたツールとして使われてきました。しかし、近年、目に見える形でそれらのサービスや商品を紹介できるということで、注目されているSNSがYoutubeです。最近ではVRのような技術も発達し、実際には現地に行かなくとも、動画を共有することで、オンラインで疑似的にサービスや商品を体験できるというのが最大の強みとなっています。

◆世界観重視Instagram
 写真を中心に発達したSNSで、ほんの4、5年前にはユーザー数がそこまで多くありませんでした。ところが、今ではより長い間ユーザーに愛されてきたFacebookのユーザ数をも抜いて世界的に大きな影響を持ちつつあります。また、Facebookの傘下に入ったことで、Facebook同様、自分の選択したセグメントに広告を打てるなど、広告媒体としても注目されています。

◆百聞は一見に如かず
 認知系SNSはとにかく、ビジュアルに訴えかけて、人々にサービス・商品さらには世界観を知ってもらうことがポイントになります。大手企業もこぞってアカウントを開設していることからも一般ユーザーの数、利用度から行っても無視できないSNSだといえるでしょう。

4.まとめ
 これまで見てきたように、SNSによって特色も強みも変わってきます。自社の強み、ウリを理解したうえで、どのような対象にどういう形で見せていくかを考えていくことで、自社の運営すべきSNSがわかってくるでしょう。6割以上の人たちが一日のスマホ利用時間2時間以上と答えている中で、そこで自社を認知してもらい、来店してもらえるように何らかの工夫をしていくことは今後、必須といえます。

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