いよいよ明日から、日本は平成最後10連休のゴールデンウィークを迎えますが、中国にもゴールデンウィークがあるのをご存知でしょうか。中国のゴールデンウィークは国慶節(コッケイセツ)とされ、2015年に制定された建国記念日のような祝日です。休日の期間は10月1日の国慶節からおおよそ7日間となり、今年の国慶節は10月1日(火)~10月7日(月)です。この国慶節には海外旅行を予定する中国人も多く、日本は渡航先ランキング何位なのか。何を目的として日本に来るのか、国慶節について今一度確認をしましょう。
大型連休国慶節の人気渡航先は日本
訪日ラボ: (最終閲覧日: 2019年04月26日)
中国では大型連休ごとに、大手オンライントラベルエージェンシーのCtripが旅行者動向を調査し発表しています。2018年の事前予測では、国慶節期間で中国人旅行者に最も人気の海外旅行先は日本でした。
中国人の海外旅行先として日本が選ばれるわけには、どのような背景があるのでしょうか。
渡航先の人気第1位は日本
国慶節は例年7連休なので、この長期間の休暇を利用して旅行へ出る中国人はたくさんいます。
中国国内を選ぶ人も多いですが、せっかくだから海外に行きたいと考える人も毎年増えています。日本をあこがれの旅行先としている中国人も多くいます。
上述の事前調査では、旅行先の人気第1位が日本、2位がタイ、3位香港、4位韓国となっていました。
国慶節の7日間は日本を訪れるにちょうど良い季節、日数としてとらえられているようです。
日本が観光先として人気な理由
日本が国慶節の大型連休期間の旅行先として人気を集める理由は、季節と日数の他に、買い物と観光という二つの魅力が挙げられます。
多くの中国人にとって、日本の医薬品や日用品といった製品は質が良く、また値段も中国国内で購入するより安価であるため購入意欲をそそられるものです。こうした事情を背景に、訪日中国人による、家電量販店やドラッグストアでの「爆買い」が行われています。
また歴史的建造物や寺院といった文化遺産など、そして秋ならば紅葉といった自然の観光資源が豊富なことなどが挙げられます。アニメや漫画といったエンターテイメント作品に関連した地域や施設を訪れる「聖地巡礼」もまだまだ人気です。
https://honichi.com/news/2019/04/26/inboundxkokkeisetsu/
まとめ
日本人同様、中国人も海外で未体験な一日を送ることで一時的な安らぎを求めていますが、それだけではない様です。帰国後も日常生活を豊かにしたいと考えていることから、モノ消費もまだまだ続きそうです。